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ボタンは素材ごとに扱い方が違う
普段の洗濯で「ボタンが割れてしまった」「変形した」「光沢がなくなった」という経験はありませんか?
実はボタンは素材によって強さ・熱への耐性・水への耐性が大きく異なります。
この記事では、日常の衣類にもっともよく使われるボタン素材を順番に紹介し、家庭でできる正しい取り扱い方法をまとめました。
洗濯機に入れる前に“ボタン周りの状態を見る習慣”があるだけで、トラブルはぐっと減らせます。
あなたのそばにもきっとある!メジャーなボタンの素材を解説

ポリエステルボタン
あらゆるジャンルの衣類に使われる、もっとも一般的なボタンといえるかもしれません。
軽くて丈夫で水に強いため、通常の家庭洗濯で問題なし。耐久性が高く各種薬品にも比較的強いのですが、衝撃で割れやすいことには注意が必要です。 ポリエステルだけでなく、金属など他の素材と組み合わせて作られるボタンも多くあります。ブラウスやシャツ類に最も多く使用されています。日常的には、洗濯ネットに入れるだけでも割れ防止に効果的です。
アクリルボタン
透明感があり、飾りボタンとしてもよく使われます。
パールボタンと呼ばれるものもあります。衝撃に強く水洗いが可能ですが、高温に弱いため、乾燥機や高温アイロンは避けましょう。ワンピースやブラウスなど広範囲に使用されています。日常のポイントとして、脱水を短くするだけでツヤの劣化を防ぎやすくなります。
ナイロンボタン
プラスチックのボタン。
ドライクリーニングや水洗いは可能ですが、漂白剤は使用出来ません。丈夫で強度があり割れにくいのが特徴ですが、熱に弱いためアイロンは当て布を使用し、直接あてないようにします。また、乾燥機は低温に設定すると変形リスクを下げられます。
カゼインボタン
ラクトボタンとも呼ばれます。
丈夫な素材ですが、吸湿性・吸水性が高いため水に長く漬けることは避ける必要があります。ウールの風合いによくマッチするため、衣料全般に用いられています。浸け置き洗いをしやすい素材の服に付いていることも多いため、必ず部分的に水に浸かっていないかチェックすると安心です。
貝ボタン
高瀬貝・白蝶貝・黒蝶貝などの天然素材で、美しい形状と輝きが魅力。ただし割れやすい・熱に弱い・漂白剤に弱い特徴があります。シャツは裏返してネットへ入れたり、漂白剤NGや乾燥機NGなど、やさしい扱いが必要です。
また貝以外にも、天然素材を使用したボタンは数多くあります。
木や竹、骨、角、革など多様な素材がありますが、いずれも天然素材のためボタンひとつひとつが微妙に異なるという特徴があります。
日常では「弱め設定+陰干し」を心がけると長持ちします。
金属ボタン
真鍮を原料に作られています。
デニムパンツやミリタリーウェア、学生服などに多く使用されています。ドライクリーニングや水洗いは可能ですが、漂白剤は使用出来ません。ニッケルメッキが施されているものは長時間肌に直接触れるとかぶれる恐れがあります。日常の対策として、デニムなどは裏返して洗うだけで金属ボタンの摩擦を抑え、衣類本体の色落ちも防ぎやすくなります。
ちょっとの工夫でボタンの劣化は防げる

ボタンは一見目立たないパーツですが、衣類の印象を大きく左右しますよね。
洗濯ネットを使う、裏返す、乾燥温度に気を付ける・・・など、少しの工夫で傷や変形を避けることができ、ボタン自体も長持ちします。また洗濯前に“緩みのあるボタンを軽く引っ張って確認する”だけでも、ほつれや破損の予防につながります。
よくあるボタンの特徴を覚えて、毎日のお洋服ケアにお役立てください!
この記事の提供:洗濯代行サービス「しろふわ便」について

本記事は、東京都内で洗濯代行サービスを提供している「しろふわ便」が作成しました。
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